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ブルームへの三十キロほどのてまえ
ロードハウスでビールを飲んでいた。あこがれのインド洋まで
あと三十キロ。ある夫婦が話しかけてきた、お前、この国では
独りで飲むのは犯罪なんだぞ・・・、それをきっかけに
ミックの家にずっとお世話になった。憧れのインド洋を目の先にして。
キンバリーの鉱山でダイヤモンドの掘り方を教わった、実際採った。
好きになったこずえちゃんにあげたけどね。
さんざん親切にしてもらいながら僕は葉書一枚書いてない。
理由は英語の手紙の書き方が分からないこと、そして西海岸の
あまりにもすごい向かい風で毎日足腰が立たないほどひどかったこと。
僕はミックの親切に全くこたえていない。
いまでも後悔する。
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