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こんにちは。 せっかく、お返事をいただいたのに、お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。 言い訳に過ぎない言い訳ですが、実は、10月28日から、長期出張で、北海道へ行っていまして、年末になって、一時帰宅するまで、ネットを確認できなかったのです。
≪私説博物誌≫の事ですが・・・。 こちらへ書き込みをしてから数日後、神奈川県中部へ、ブックオフ巡りに出かけたところ、古淵駅前店という店で、≪私説博物誌≫の、オレンジ地に白文字の物を発見しまして、はっと胸を衝かれ、震える手で抜き取って、暫し繁々眺めた後、買って来ました。 家に帰ってから比べてみたら、発行日も印刷所・製本所も、私が持っているオレンジ地に黒文字の物と、全く同じでした。 ・・・奇怪至極です。
もしかしたら、奥付けに記されているのは、本の本体に限ったデータで、カバーは、別の会社で作っていて、そちらで、間違いが起きて、異本が出来てしまったのかもしれません。 更に想像を逞しくすれば、角川文庫の方が、オレンジ地に黒文字ですから、そちらのイメージが強い従業員がいて、色を勘違いして、刷ってしまったのではないかと・・・。 とはいうものの・・・、私のような一個人が、静岡県中部・東部と、神奈川県中部・西部という、ごく限定された地域内で、二冊も見ている事を考えると、かなりの数が出回ったものと思われるのに、出版社や書店のチェックに引っ掛からなかったというのも奇妙な話でして、全然違う事情によるものなのかも知れません。
最近の古本屋における筒井作品の数ですが、恥ずかしながら、まだ、渉猟を始めてから日が浅いので、傾向を読むレベルには至っていません。 私の場合、20歳前後の頃に、30冊ほど新刊で手に入れ、その後ずっと買わず、図書館で単行本を読んで済ませて来たのですが、定年まで、あと10年ちょっとになったので、「老後は、若い頃に好きだった本を手元に置いて暮らしたいものだ」と思い、蒐集を始めました。 手当たり次第買い集めた結果、半年で、166冊になりましたが、その中には、表紙絵や背表紙の異本が含まれているので、まだまだ、手に入らないものが多いです。
先日、北海道の苫小牧市にある、ブックオフ柳町店で、≪ネオ・ヌルの時代 Part2≫を見つけて、ビックリし、「いやあ、どういう人が持ってたんだろうなあ・・・」と、感慨に浸りながら、買って来ました。 ≪Part1≫と≪Part3≫は、ネットで探さない限り、手に入らないのではないかと思っています。 収録作品のレベルを考えると、そうまでして買う価値が無いような気もしますが、ここまで進めてしまったからには、筒井さんが関っている文庫は、全て集めないわけにはいきません。
最後になりましたが、求職中とのこと。 頑張って下さい。
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